本日の京都巡り

皆さん初めまして。

岐阜兼在住の「しょう」と申します。京都や歴史が好きで、いつか京都に関する記事を書いてみんなに読んでもらいたいなと思い、不慣れながらもブログを始めて見ました。

読みにくい所もあるとは思いますが、「京都が好きな方」や「これから京都に行ってみたい方」にも読んでいただきたく、京都を中心に奈良、滋賀などの歴史を感じさせる場所を巡って紹介していきたいと思います。

特に県外の方で、「これから京都に行ってみたい」、「久しぶりに京都に行くけどおすすめは?」みたいな方に参考になればと思います。

また人混みが苦手だから「混んでいない所に行きたい」とか「行きたい所に駐車場がないよ~」など「京都観光あるある」情報もすこしずつ投稿し、このブログを通して色んな人と出会えれば良いな~と思っていますので、どうぞヨロシクお願いいたします。

淀の河津桜(2023年3月11日)

思い立ったらすぐ京都!

桜にはまだ早いとは思いながら「そうだ、京都いこうか

3月19日(日)今年は例年より早く桜の開花状況がテレビや新聞で取り上げられてましたが、京都の有名な桜は「つぼみ」の情報しか入ってきませんでした。

2023年3月19日 醍醐寺 五重塔と桜

仕事で煮詰まると気分転換に出かけたくなるため、朝食後天気も良いし、「そうだ京都でもいこうか」とどこかの会社のキャッチフレーズみたいな感じで京都に向かうことにしました。目的の場所は移動中に決めます。

そうだ「法界寺」へ行こう!

なぜか車の中で思いついたのが「法界寺」でした。いきなり「法界寺」と言われて「知ってる」って言う人は、かなり京都通な人か地元の人じゃないかな~と思います。

私も京都には随分と通っていますが、実は「法界寺」さんに行くのは今回が初めて!

名前は知っていましたが行く機会がなかなか無く、今回なぜか車での移動中に急に思いついてしまいました。

私は岐阜の端っこの中津川って所に住んでいます。いつも高速道路を使って愛車で京都へ向かいます。

「法界寺」は「醍醐寺」の少し先くらいの感じで思っていたので、「京都東」インターを降りてからナビを設定し「法界寺」へ向かいましたが、最初からナビを設定すると本当は京滋バイパスから「宇治東」で降りるよう案内されるみたいです。

「京都東」は時間帯によってはすごく混むのですが、今回は昼過ぎに京都へ着きましたので、幸いそんなに混んでませんでした。

目的の「法界寺」へ

「京都東」から「醍醐寺」方面へ向かうには、国道1号を大阪、京都五条方面へ進み「山科大塚」の交差点を左折して府道36号を通るよう案内されますが、車で初めての方は注意が必要です。

狭い道でバスも普通に行き来しますので、特に「電柱」がある所は反対車線の車に道を譲りながら注意して向かいましょう。

慣れていない方は「山科大塚」を通り過ぎて、「山科区東野」交差点を「外環状線」「奈良 宇治」方面へ行った方が安心かも。「外環状線」を通って「椥辻(なぎつじ)」を過ぎ、「名神高速道路」の下をくぐるとガソリンスタンドの手前を左斜めに入っていける所があるので、左折して府道117号へ入りましょう。

途中、左側に穴場の名所「随心院(ずいしんいん)」の案内も見えますので今度紹介します。「梅園」「桜」「紅葉」は見応えがあります!駐車場も広めで、特に紅葉時期のライトアップは観光客も少なめでゆったり回れます!有名な「はねず踊り」はいつか見に行ってブログに書きます!

「醍醐寺」を横目にみながら・・・

本日の目的は「法界寺」なので、「醍醐寺」は門の前を通るだけで済ますつもりでしたが・・・

あれ?桜咲いてる?

移動中の道沿いで桜が咲いている所は確認出来たのですが「醍醐寺」の桜は完全ノーマークでした。

ただ今回の目的地は「法界寺」なので、泣く泣く「醍醐寺」を後にしました。

「法界寺」到着!

ナビがないと迷ってしまいそうな道を通りながら進むとバス停のそばに「ひのやくし 法界寺」と書かれた看板発見。看板の矢印方面へ進むと見えてきました「法界寺」。駐車場は山門の先に有るとの看板案内でしたが

おや?どうやって停めるの?

幸い自分の車しか無かったため気を遣うことはありませんでしたが、縦長の駐車場で、特に仕切り線も無いため、他の車が入ってきたらどうやって並べて停めるのだろうと思いながら停めさせていただきました。駐車場は「無料」です。これはありがたい。

いざ拝観!と思いながら山門へ行くと、「これより拝観料が必要です」と「境内の写真撮影出来ません」との立て看板が!

拝観料は分かりますが、写真撮影がダメとは・・・残念。なんて実は住職さんに聞いたところ、建物(阿弥陀堂)の中はダメだけど外はOKとの事でした。なので写真撮りまくってきました。

山門をくぐり納経所へ行くと、住職さんが出てこられましたので拝観料500円を納め、阿弥陀堂へ案内していただきました。

「阿弥陀さま」に感動!

拝観者が私一人でしたので、住職さんに連れられて阿弥陀堂の中へ。中はもちろん写真撮影禁止です。

ここで「法界寺」について紹介をさせていただきます。

「法界寺」は真言宗醍醐派の別格本山。大化の改新で有名な「藤原鎌足」を先祖にもつ藤原北家の中の「日野家」の菩提寺です。ちなみに銀閣寺で有名な「足利義政」の正妻で、「応仁の乱」のきっかけとなった「日野富子」はこの日野家出身だそうです。

法界寺からは他にも有名な方が出ております。それが浄土真宗を開いた「親鸞聖人」です。2023年は「親鸞聖人御誕生850年」と言うことで、浄土真宗のお寺で法要が行われます。

京都国立博物館」では3月25日から5月21日まで特別展「親鸞 生涯と名宝」展が開催されますので、この機会に是非!

国宝の「阿弥陀堂」は、有名な平等院鳳凰堂と同じ時期に建てられたものですが、その後「承久の乱」の兵火で燃えてしまい再建されたものだそうです。創建当初の阿弥陀堂建築の特徴を遺した大変貴重な建物です。建物の中には国宝の「阿弥陀如来座像」がおられます。平等院鳳凰堂の本尊の阿弥陀如来を作った仏師「定朝」という方の特徴が見られる「定朝様式」の阿弥陀様で、こちらも大変貴重な仏様です。

今回私一人だったため、親切な住職さんの説明を聞きながら貴重な建物の中で、ありがたい仏様の前で座って贅沢な時間を過ごさせていただきました。

もう一つの建物、重要文化財の「薬師堂」が有ります。こちらは明治時代に奈良県のお寺から移築したもので、伝教大師「最澄」が掘った「薬師如来」が胎内に納められている秘仏の「薬師如来像」を安置しています。このお薬師さまにお願いすると子供が授かるとのことで、安産祈願授乳子の成長を願う女性からの信仰を集めています。そのため「乳薬師」と呼ばれたり、日野家の菩提寺なので「日野薬師」とも呼ばれています。ちなみに秘仏の「十二神将」像は有名な「運慶」の作だそうです。

最後に「法界寺裸踊り」(京都市登録民族無形文化財)です。元日から14日間「薬師堂」にて五穀豊穣、万民快楽、所願成就を祈り、1月14日の夜にふんどし姿の男性が「頂来(ちょうらい)、頂来(ちょうらい)」と声を掛けて踊りながら祈願を込める行事だそうです。正月の極寒の中に行われる「裸踊り」、一度見てみたいものです。

阿弥陀堂、薬師堂と拝観させていただいた後、庭と建物の写真を撮らせていただき、帰る前に納経所にて御朱印をいただきました。御朱印は本尊の「薬師如来」、「阿弥陀如来」「御詠歌」の3種類です。今回は「薬師如来」と「阿弥陀如来」をいただきました。合唱。

庭には蓮の池が有りましたので、夏にはきれいな蓮が見られるのでしょうね。

「法界寺」を回って

建物、仏像含め、今まで見てきた京都のお寺の中でもダントツで歴史を感じさせる立派なお寺でした。私の後に何人か拝観の方が来られましたが、人も少なく(良い意味で)国宝のお寺を独り占め出来ます。行かれた事が無い方は京都観光の候補に入れてみてはどうでしょうか?

結局この後「醍醐寺」の桜も見に行きましたので、次回投稿したいと思います。興味のある方はよろしくお願いいたします。

それでは長々とお付き合いいただきありがとうございました。京都や奈良、滋賀などの寺社の魅力をわかりやすく発信していきたいと思いますので、ご意見など有りましたらよろしくお願いいたします。

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